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市販の目薬 [日々の出来事]

今朝起きると、左目に違和感があった。

洗面所の鏡に映ったその目はウサギさんの目のように赤い。可愛い? ん~なことはない。三回も手術した目だから余計に心配になった。それでも朝の時間は普段より高速なので、心配には目をつぶってせわしなく支度した。違和感は通勤中も続き、零れ落ちるほどではないものの涙が溜まっているように感じた。

午前10時からの会議前に、ふと半年前に花粉症用に買っておいた目薬を思い出し、二滴差してみた。連休明けのせいか、覇気のない感じで会議は進んでいく。議長である社長からある事案について私に意見を求められ、いつもなら早口にならないように気を付けるところだが、沈滞した空気につられて短いコメントをゆっくり述べた。

会議が終わり、トイレに入った。小水をしている時、目の違和感が治まっていることに気付く。手を洗いながら、鏡に向かって両目を大きく開くと、そこには可愛いウサギさんはいなかった。ウサギさん、短い間でしたが、さようなら。

おそらくこれは初めての体験である。目薬というものは、単なる気休め程度のおまじないのようなものだと思ってきたが、立派な「薬」であることを初めて認識することができた。少し注釈を加えるとすれば、この場合の目薬とは市販薬である。3回の手術経験から、術後に処方される「点眼薬」などは間違いなく効き目があったと思う。しかしこれまでの市販薬では同等の感激がなかったのだ。

一昨日通りかかった居酒屋でちょうどラグビー日本代表が勝利した瞬間に出くわした。店員さんもお客さんも一緒になって、テレビ画面に向かってウサギさんのようにピョウンピョン飛び跳ねていた。単に飲みすぎだったのかもしれないが、目を真っ赤にしているお客さんもいた。決勝トーナメント進出、おめでとう! おわり (^^)/~~~

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☆  ☆

台風19号により被災された皆様、また、浸水被害や避難勧告が出された地域の皆様には心からお見舞い申し上げます。







タグ:覇気 沈滞 注釈
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101回目は選択ミス [日々の出来事]

皆様、こんにちは。いきなりですけど、『101回目のプロポーズ』というテレビドラマをご存知ですか?

実は私はそのドラマを一度も見たことがありません。ただ、その昔武田鉄矢さんのものまねを何度か目にしているうちに、それを知りました。今にして思うと、タイトルと役者さんを聞いただけで大体のストーリーが浮かんで来ます。101回目、プロポーズ、決してイケメンとは言えない武田さん……。試しに起承転結で表してみると、こんな感じになります。

もてない男が、あるとき偶然美しい女性と出会う(起)。一目惚れした男は執拗に女性に迫るものの、全く相手にされない(承)。そんなある日、例えばその女性が大怪我をする、あるいは重い病にかかる。一方、男は仕事上のトラブルに巻き込まれ、押しつぶされそうになる。それでも男は寝る間を惜しんで必死に女性を看病する。そんな献身的な男の姿に女性は次第に心を惹かれ、いつしか自分が恋をしていることに気付く(転)。その懸命の看病の甲斐あって、女性は無事退院。そして雨が降りしきるラストシーン。――こういうドラマのラストはほぼ雨か雪になる。男が放つ熱い思いを込めたプロポーズに、女性は涙をこらえながら差していた傘で男の視線をさえぎろうとする。と思った瞬間、傘は女性の手から離れ男に駆け寄る女性。二人は見つめ合い、きつく抱きしめ合う。落ちた傘は風に飛ばされて小さくなっていく。画面は二人のキスシーンに移り、カメラは徐々に高い位置に移動しながら降りそそぐ雨と抱き合う二人を俯瞰する。主題歌が流れて、めだたし、めでたし(結)。

ウィキペディアで調べたわけではないので、実際のプロットとは違っているかもしれませんが、大体こんなパターンだと思います。それとタイトルを「101回目」としたのも、このドラマがヒットした要因の一つだったのかもしれません。これがもし、10回、99回、100回、1000回……100万回ではダメですね。おそらく悩んで決めたであろう、スタッフさんたちのセンスを感じます。

と、かなり前置きが長くなってしまいましたが、何故そんな昔のドラマの話から始めたのかと申しますと、実は春先からスタートした当ブログが、漸く今回で101回目を迎えることができました。これもひとえに皆様のお陰でございます。言うなれば今日のブログは、『101回目のアップデート』ということになります。早速、これを記念してダイサボの仲間たちがお祝いに駆け付けてくれましたので、この場をお借りしてご紹介させていただきます。


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「こんにちは!」「 ご無沙汰です!」

小さい方は見た目通りで「丸サボくん」。相方は見た目が如何にもサボテン、しかし本当は多肉という思わせぶりな「いかサボくん」です。二人の共通点は知り合ってから3年近くなるのに、全く変わっていないところ。まっ「無事これ名馬」ということで、元気でいてくれることが一番です。ついでに彼らを馬に例えるならば、「丸サボくん」はコロンとした体形なので短距離向き。対する「いかサボくん」は胴が長くスラっとしているので長距離向きといったところでしょうか。(競馬に興味のない方にはなんじゃらほい!)いずれにしましても、二人ともいつまでも元気で長生きしてほしいと願っております。

ぼ、ぼ、
僕らは死にましぇーーーーん!

☆  ☆  ☆
 

それでは本題、『選択ミス』 令和元年10月13日(日)

私は毎週土曜日、クリーニング店にワイシャツを出す。もうかれこれ20年近く同じクリーニング店を利用している。息子たちが小さい頃は、彼らの小遣い稼ぎにもなっていた。店員であるおばちゃんは若干全体的に劣化したように見受けられるが、20年前とほとんど変わっていない。微妙に長いピンク色の眼鏡チェーンをぶら下げたそのおばちゃんは、伝票を記入する時だけ眼鏡を付ける。

この2、3年、自宅前の通り沿いは中規模マンションの建設ラッシュが続いている。お盆前、自宅から100mほど離れた場所に2棟続けてマンションが完成した。それからしばらくして、そのマンション近くにあった一度もお客の出入りを見たことのないスナックがクリーニング店に変わっていた。お店の正面ウインドウには派手な色彩の張り紙が所狭しと貼ってあり、中でも「ワイシャツ、1枚100円」の大きな文字がやけに目立つ。おばちゃんちではワイシャツは1枚160円。おそらく、これでも十分安い方だろう。しかし減少傾向にある私の小遣いを考えると、この値段は魅力的だった。で、1か月前、その新しいクリーニング店に行ってみた。


「当店は初めてでしょうか?」

「まず年会費として、500円を頂戴しております」

おっと、いきなりナックルボールが。すぐさま、私は頭の中で年会費500円が従来の支出と比較して、何枚のワイシャツで償却できるかをはじいてみた。ざっと9枚弱((160円-100円)×9枚=540円)で元が取れる。計算結果にニンマリしていると、ピンク色の眼鏡チェーンをぶら下げたおばちゃんの笑顔が浮かんできたが、節約という文字で強引に打ち消した。

私は「はい、入会します」と難なくナックルボールを打ち返し、その日5枚のワイシャツを預けた。

入会から1か月が経ち、すでに年会費の償却は終わり、先週からついに利益が生まれる状況になっている。先日の土曜日があの大型台風の影響で臨時休業になっていたため、翌日に5枚のワイシャツと夏用のスラックス2本を持って行った。曜日が違ったせいか、カウンターの右奥から初めて見る店員が現れた。40代前半と思しきその女性店員さんは気持ちがこもっていないと一目でわかる作り笑顔で迎えてくれた。私は引換のレシートと会員カードを渡す。すると気持ちのこもっていない作り笑顔が、突如能面に変わる。そして抑揚のないトーンで話し始めた。

13時でタイムサービスになりますけど、今、出されますか?」

「は?」

「13時から15時までですと、通常1枚170円のところを140円でご利用いただけます」

「え? 170円のところって、どのへんのところですか?」

「あっ、失礼いたしました。今月の10日で100円サービスが終了いたしまして、通常170円になっております。ただし、タイムサービスの場合は……」

私はそののっぺりとした能面に見つめられ、背筋が凍りつくほど寒気がした。タイムサービスを除くとおばちゃんちよりも高い料金になってしまったのだ。にわかに私の頭にピンク色の眼鏡チェーンが胸元で揺れるおばちゃんが浮かび上がった。その笑顔は、間違いなく「はい、残念!」と言っていた。


すみません。つい調子に乗って、長くなってしまいましたね。もし最後までお読みいただいた方がいらっしゃいましたら、そのご厚意に深く深くお礼申し上げます。

関東地方は明日からまた雨だそうです。皆様、お気を付けください。おしまい ^^








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今年限りの祝日は雨でした。 [日々の出来事]


即位礼の前日、私は会社からA4用紙20枚ほどに纏められたレポートを二つ折りにしてカバンに押し込み自宅に持ち帰った。そのレポートは先月企画部に異動になったばかりの元部下から、ざっとでいいので目を通してほしいと頼まれたものだった。私は翌日の祝日を使って、レポートの疑問箇所に自分なりのコメントを書き入れるつもりでいたが、こういった予定は試験前に参考書を買った時と同じで、持って帰っただけで宿題が終わったような気分になる。案の定、その日の夕方までレポートを手にすることはなかった。

この前の土曜日、急きょ飲み友達からランチに誘われ、毎週恒例の散歩を中止した。それもあって、週に一度の孤独を楽しむために、その日新宿に向かった。もちろんカバンの中にはレポートが入っている。

外に出ると細かい雨が降っていた。折り返し地点の歌舞伎町一番街あたりで小雨は上がり、濡れた折り畳み傘をそれと同じ柄のカバーに包み、カバンの中に入れた。傘カバーに納まった折り畳み傘は妙に可愛く見える。靖国通り手前で、にわかに聞こえてきた歌声の先を見上げると、その日のYUNIKA VISIONはエレファントカシマシだった。宮本君の癖である髪をかき上げるシーンもしっかり捉えることが出来た。



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彼の曲を聴いているうちに、徐々に宿題をやろうという気が湧いてきた。大ガードを通り過ぎ、入り口に散らばったビニールの傘袋が足に纏わりつかないように小さくスキップして喫茶店に入った。Mサイズのホットコーヒーを注文し、席に着く。カバンを膝にのせ、中に手を入れた。レポートに指先が触れた。いやな予感がする。指先でつつくと蒸しパンのような感触。濡れた傘カバーが見事にレポートと密着していたようだ。

用紙の二角(すみ)がくるくるっと小さく丸まり、丁寧に一枚ずつほぐさないと上手くめくれない。辛うじて最初の5ページほどをばらし、水分でゆがんだ文字を目で追ってみた。コメントを書き入れようとしたが、シャープペンのペン先が紙をえぐる。赤のサインペンに変えたが、濁点がつながってしまう。ボールペンにしてなんとか書けるようにはなったが、気分は落ち込んだまま。泣きたくなった。頭の中で「さあ!頑張ろうぜ!」と宮本君がシャウトしていた。

皆様、傘カバーは防水性の高いものにしましょう。おしまい (^^)/~~~







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病とダイエットと緑色のサポーター [日々の出来事]

昨日は朝から青空が続いていたわりに涼しい一日だった。半袖のTシャツに薄手のパーカーを羽織っただけだったので、夕方の帰り道は寒くさえ感じた。

この日、友人との昼呑みは午後2時から始まり、お店を出たのが午後5時。会計は一人4.5千円で済んだ。2年ぶりに静岡から出てきたその友人は1年前に慢性膵臓炎と診断され、その日から断酒と禁煙を続け、漸く今年のお盆あたりからお酒を飲めるようになったらしい。酒量が落ちていたのも当然だった。

その昔、彼が経堂(世田谷区)に住んでいた頃は会社帰りに「そろそろ、終電だな」といいつつ、結局タクシーで帰ることが当たり前だったのが懐かしい。タバコについては、私は1日一箱程度だったが、彼は1日60本以上という超ヘビースモーカー。よく止めれたものだと思う。医者から「死にたくないなら、止めなさい」と言われたのが決め手になったと、彼は何かを悟ったように話していた。

(出来ないことだと分かってはいるが)もしも私が1年近く断酒したとすれば世の中が変わって見えるかもしれない。なぜなら、自慢ではないが私には落とせるだけの贅肉がある。一年後、見違えるようにフットワークが軽くなり、街角のショーウインドウに映るお腹のラインも気にならない。首も細くなり、既製品のワイシャツを買うことが出来るだろう。ただ、彼の場合もともとやせ型だったので見た目はあまり変わっていなかった。なんとも勿体無い。そんな話をすると、彼は目の前に小さく盛られたホタテのヒモよりも乾いた笑みを浮かべていた。別れ際、私は久しぶりに誘ってくれたお礼として、洒落でお茶葉をプレゼントした。その時の笑みは先ほどとは違い、崩れるほど煮込んだとろっとろの牛スジだったかな?!



(11/2)散歩中に出くわした光景

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アイルランドのサポーターたちでしょうか。彼らは、何と言っても、今大会を大いに盛り上げてくれた人たちです(まさか、日本が勝てるとは!)。残念ながら、アイルランドは準々決勝で敗れてしまいましたが、サポーターたちは決勝までいくことを信じて宿をとっていたのかもしれません。何事も、予想通りにはいかないものですね。でも、楽しそうに歩いていました。おわり







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ヒットアンドアウェイ [日々の出来事]

本日、緊急事態につき2日連続の投稿です。by こまたつ


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☆ ☆

カミさんの機嫌が悪い。

その原因は7日に行われたWBAIBF世界バンタム級王者、井上尚弥と5階級制覇王者ノニト・ドネアとの対戦にあった。戦前の予想では若さとスピードで勝る井上の早いラウンドでのKO決着とする見方が強かったが、迎えた第2ラウンド、ドネア必殺の左フックが井上の右目を捉え、まぶたを切られた井上は早くも劣勢に立たされる。私はまさに手に汗握りヒヤヒヤしながら画面に釘付けになっていた。その時だった。私の右斜め後ろから、「いけー、いけー」とカミさんの声が飛んできた。ただ、私はその声のタイミングがTVに映り出された井上の動きとは微妙にずれているように感じた。

これまで、ボクシングの試合などほとんど見なかったはずのカミさんが料理そっちのけでエプロンを揺らし、握りこぶしを振り上げている。―― いったい彼女に何が起きてしまったのか。

私は大学時代、バイト先で知り合った京都出身の熱狂的なボクシングファンの影響から、一時期ボクシングの魅力に取りつかれていた。一人で後楽園ホールや横浜体育館(世界戦)に行くほどのめり込み、一度だけだが、その彼と一緒に渡嘉敷勝男(元WBA世界ライトフライ級王者)と飲んだこともある。今でこそ、その頃の熱は薄れてしまったが、それでも井上の美しいボクシングは繰り返しYouTubeで見ており、彼のスター性は玄人なみに語れるつもりだ。日本人にしてバッキャオ級のボクサーが誕生するかもしれないという期待を寄せ、この日を心待ちにしていた。同時にTV画面を見つめる私は知らず知らずのうちに学生時代の自分にタイムスリップしていたように思う。

第9ラウンドのゴングが鳴った。一進一退が続く中、
ドネスの右ストレートが井上の顔面を捉え、一瞬ぐらつく。井上の顔半分が血で真っ赤に染まる。あっ、危ない! その瞬間、「ドネア、いけー」の声が……

え? 私は一瞬何が起こったのか掴めないまま、
思わずその声に反応してしまった。

「うっせぇなー、どっち応援してんだよー」

大人気ない。悔やんだ。後ろを振り返ると、すでにカミさんは台所に消えていた。

中継が終わり、そっと次男にその話をしたところ、彼が言うにはカミさんはどこかの番組でドネアの経歴や独占インタビューを聞いていたらしく、「この人は誠実で真面目で頭も良くて、本当に尊敬できる人なのよ」と力説していたらしい。

今朝家を出るとき、「行ってきます」に対する返事はなかった。ドネぃアねん!

祈夫婦円満。 (^^)/~~~







タグ:顔面 台所 力説
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雪解け [日々の出来事]


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(撮るのを忘れていたので、フリー画像から拝借)


♪雪解け間近の 北の空に向かい……

「春でもないのに、えらくご機嫌ですね。何かいいことでも?」

「いやー、取り立てて言うほどの事でもないんですが、実はこの間、些細なことで夫婦喧嘩しちゃいましてね」

「ほー、それは大変でしたね」

「それが、今朝起きたら、これ持って行けって」

「美味そう。後でビールのつまみにひとつください。でも、昔から喧嘩するほど仲がいいって言いますし……」

「んんーなこたぁーないですよ。まっ、お互い空気みたいなものですから」

てなことで、キンシャサの奇跡ならぬ「ドラマ・イン・サイタマ」で発生したカミさんとの冷戦状態は意外にもあっけなく雪解けを迎えた。

それは日曜日の朝、友人と約束していた大学ラグビー観戦のために家を出ようとした時、洗濯機のピッ、ピィーという音を鳴らしながら、私に背を向けたままカミさんが、

「お稲荷さん作っといたから、持って行って」

あれ? おいなりそう来たか、もとい、いきなりそう来たか!

暫くはこの冷戦状態が続くと思っていただけに、ちょっと嬉しくなった。しかし、ここでその気持ちを悟られたら男が廃る。わざと低く、小さな声で「サンキュー」とだけ答えた。こうしてミセス・ブッチャーとの死闘は終わりを告げたのでした。カンカンカンカン……

とりあえずご報告まで。(^^)/~~~







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チェリーブロッサムにスノー [日々の出来事]

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こんな時期に東京に雪とは、
OMG!ですよね。

まっ、トーキョウーガバナー小池からの「ウィークエンドはゴーアウトを控えるように」というメッセージを守りやすい一日になったといえます。にもかかわらず、私といえば先程近所のライブラリーにリザーブしていたブックを取りに行ってきました。当然、ライブラリー内は係の人が二人だけ。いつもより、大声でおしゃべりができるのではないかと思った次第です。

その後、ニヤ―マイハウスでモースト桜がきれいなパークをのぞいたところ、案の定、花見をしている人はノーバディです。いくら日本人が花見が好きだとはいえ、このお天気とコロナの恐怖には勝てませんよね。

☆  ☆

ところで、私といえば、来週新入社員になって初めての大きなディールを迎えます。

ということで、もし東京がロックアウトされて、大事な契約が流れてしまうのではないかと、エブリィデイ心配しているところなのです。

こんな大変な時期ではありますが、皆様が笑顔で過ごされていることを切にお祈り申し上げつつ、簡単にブログを終わります。

本日は、ガバナー小池にならってルー小松でお送りしました。

皆さま、どうかご自愛専一に。 (^^)/~~~

 







タグ:笑顔 契約 天気
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在宅勤務はゲーテとともに [日々の出来事]

今日は在宅勤務である。

テレワークなんて言葉が、当たり前のように使われ始めた。しかし、私は休んではいるが、テレワークなどしていない。結局、重要な打ち合わせは取引先からの要望もあって、必ず出勤することになる。

当然、この場合は十分な注意が必要である。寒くても、会議室の窓を開け、マスク姿で、人との距離を2メートルほど置く。ただ、自分の意見が相手にどのように伝わっているのか、目の表情だけではよく掴めないことがある。

すると、お互いに少しずつ苛立ち始め、自然と語気が強まる。同時に、マスクが鼻呼吸を許してくれないので、口元でマスクがペコペコ動く。

もしかすると、安倍さんが送ってくれる布マスクは、こうはならないのかもしれないが、そんなことを考えながら、明日の重要なミーティングに備えて、ペコペコしないよう練習してみる。

 早速、
本棚で最初に目に入った本を取り上げ、ゲーテの一節をマスク越しに
読み上げてみた。

今日できなければ明日だってできるもんじゃない、 一日だって無駄に過ごしちゃならないんだ。 決心して、まずできそうなことを敢然と、たぶさをとってひっ摑まえるんです。

そうすれば、決心した以上手離すことじゃない、そして必然の勢、先へ仕事をすすめることになる。
ゲーテ『ファウスト』より

☆  ☆

日本では新型コロナによる死者の数が相対的に少ないように思う。なぜ?

先週会社帰りにその理由を見つけた。 そう、日本にはこの人がいたのだ。


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皆さまのご健康をお祈りつつ、おしまい!







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ある若者への期待 [日々の出来事]

皆さんも、もう聞きたくないよ!って感じでしょうが、それでも思わず口に出てしまいます。
暑い!熱い!あっじー! 近所のポストに行っただけで、汗びっしょりになりました。
残暑お見舞い申し上げますとともに、熱中症にはくれぐれもご注意ください。こまたつ 拝

 

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☆  ☆

私の職場にはおしゃべり好きで若くて優秀な女性がいる。

彼女はこの4月の人事で30歳を前にして某部署のリーダーに抜擢された。その部署は入社3年目の男性社員が1人いるだけだが、当社では画期的な組織編制だったらしい。らしい、としたのは私自身がこの会社に今年入社したばかりで、当然会社の歴史には詳しくないから。それでも社内を見渡してみると、それが思い切った人事であることは容易に理解できた。なぜなら部長クラスは皆それなりの年齢の方ばかりなのである。


また、彼女の組織上の上長は役員の中でも社長から一番信頼が厚いといわれているCFO兼管理本部長だけであることから、上層部からの期待の大きさがうかがえる。

そんな彼女と私との最初の接点は、私がこの会社に入社して2か月程経った連休明けだった。向かい合って10人ほどが座れる広めのテーブルを囲み、彼女と彼女の部下、そして私のそれぞれがソーシャルディスタンスを保ちながら初めて面談した。

一通り事務的な事項の確認を終え、互いにノートPCを閉じながら自然と雑談に入っていった。彼女は背筋を伸ばしたまま、明るい声で出身地の情景に触れながら彼女の略歴やご家族のことまでしゃべってくれた。話が進むにつれ、彼女がこの年齢で大抜擢された理由が徐々に分かってきた気がした。何事にも積極的に取り組む姿勢、そして話の組み立ての上手さから頭脳明晰であることも……

しばらくして彼女にはフィアンセがいることも知った。私の長男とほぼ同年齢の彼女を見ていると、こんなお嫁さんなら、とまで考えてしまうほど会話は弾んでいった。

しかし同時に彼女の話には微妙に何かが足りないように感じていた。それは大学の卒業記念で訪れた中国旅行の話をしているときだった。彼女は小気味よく話を展開し、宿泊したホテルの杜撰さ、死を覚悟したという乱暴なタクシー、奇妙なレストラン店員の行動等々、真剣な眼差しでしゃべってくれたのでした。

ただ、話のテーマが変わるたびに私の中で

「で?」

「いや、だから……」

「それで、終わり?」

 

「惜しいなぁ~」

 

なぜ私の中でこのような疑問符が付いたのかと申しますと、実は話にことごとく「オチ」が付いていなかったのです。

まっ、噺家さんじゃないんだから、そこまで期待しちゃー!って突っ込みたくなる方もいらっしゃるかもしれませんが、私としてはとても残念でした。それほど、彼女への期待が膨らんでいたからだと思います。

だって、彼女の名は越〇さんなんですから~、ざんねぇ~~ん!  懐かしい? (^^;









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恐る恐る申し上げます。 [日々の出来事]

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これはネタになるかも?! などという余裕は全くなかった。

先週の水曜日、会社に着くなりLINEに着信を知らせる赤い丸数字
が灯っていた。

開いてみると、それはカミさんからのメッセージ。

「○○(次男の名前)、39℃超え、現在397分。やばっ!」

ついに目に見えぬ悪魔がわざわざ狭い横町を曲がって、我が家に舞い降りてしまったのか!

一昨日増設されたばかりの透明ガラスで覆われた大袈裟なシールド板に、深呼吸をする自分の横顔が映っていた。

私は暗澹たる思いを抱いたまま10時からの役員会に出席した。冒頭、議長である社長からウイルス対策について所感が述べられる。この春から実施されている出社時の体温測定などに加え、一時解除されていた出張制限が復活することとなった。加えて私の気持ちを逆なでするかのように20代の親族がいる人たちへの注意喚起がなされた。

呆然とする私の脳裏に先日アウトレットで購入したお気に入りのTシャツを着た次男の姿が浮かぶ。たちまちカミさんに話していた彼の言葉がテロップになって流れてきた。

「あいつ、あれ以来一度も学校に来ていないんだよ。オンラインも休んでるみたいだし……」

あいつとは、次男の友人のことである。私は一言も発することなく会議は終了した。

つづく









こういう思わせぶりな終わり方は私のブログ志向とは異なりますので、結論を書かせていただきます。

熱が出た日の夜、カミさんと相談し当面の対応策を考えました。

1)
38℃以上の発熱が4日間続いた場合、(知り合いの)クリニックで治療をお願いする。
2)
それでも治らない場合は、そのクリニックを通じて、PCR検査センターに検査依頼を行う。

ということで、次男の症状をカミさんから詳細に聞き取ったうえで、翌日その知り合いの医師に電話しました。

医師からは、「のどの痛み、咳、鼻水がなく、下痢と腹痛であれば、アレの可能性は低い」「近くの処方薬局で漢方薬を貰って、二三日様子をみてみよう」と言うことでした。

少しだけ不安は和らぎましたが、それでも三日間は熱が下がらず、四日目にしてようやく375分まで下がりました。そして五日目には平熱に戻り、翌朝から大盛ご飯が復活していました。

☆  ☆

いや~、危なかった、一時はどうなるものかと……。会社に話をすべきかどうか、一週間ほどホテル住まいにしようか、はたまたカミさんにうつったらどうしよう、等々普段はのんきな私でもこれまで感じたことのない焦りと恐怖の一週間を過ごしました。

今回はたまたま上手くいきましたが、実際にPCR検査を受けることになった方々の心労たるや筆舌に尽くし難いものがあると思います。

ただただ一日も早くワクチンが開発されんことを祈るばかりです。最後に、マスクなしで看病し続けたカミさんにも感謝、感謝でした。皆さま、くれぐれもお気を付けください! おわり
 

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