SSブログ
日々の出来事 ブログトップ
- | 次の10件

そこのみかんを1固ください [日々の出来事]


久しぶりの更新ともなれば日記ブログの性質上、自分の近況などがよろしかろうと思ってはみたものの、取り立てて皆様に歓んでいただけるような出来事はほとんど見当たらない。

そこを強いてご披露するとすれば、
今朝コンビニでピッとパスモで決済したあとの残高が思っていたよりも多くあったので少し嬉しくなったとか、半年前に買ったジーンズの丈が最近丁度良くなったと感じ一人でニンマリしたとか、最後の最後で馬番を変えてしまったため小金を逃し、長男から届いたLINEの「残念w」を改めて眺めながら、無敗の三冠馬誕生を素直に喜べなかったとか、(息継ぎ)

最近よく耳にするアニメの主題歌の声がどこかで聴いたことがあるんだよなぁ―と思いながら、あっあのロック歌手だ!とハッと気づいて、「これ何とかナナセという人が歌ってんじゃない?」と次男に聞くと、「誰それ?」って返されて拍子抜けしてしまったとか、部下から渡された報告書に記載されていた「OL」という略語の意味が分からず、それを尋ねると「オート・ロックです」といわれ、確かに貴方は列記としたOLさんだけど正しくは「AL」じゃね?!というか、その略字は使わない方が……と突っ込んでみたところ、ここで誇らしげな表情を見せると嫌味なおっさんに思われそうだったので、無表情のまま添削を終えたとか、(息継ぎ)

そうだ、添削といえば、先日コロナ自粛が大幅に緩和されたという情報を得た友人からギャンブル場に誘われ、お邪魔したお店で持っていた鉛筆で添削をしてみたとか、そんなこんなの秋深き今日この頃です。


DSC_0081.jpg


 

DSC_008vvvv2.jpg


皆さま、お変わりありませんか?! コタツにみかんの季節がやってきますね! (^^)/~~~

※上の「固」なんですけど、もしかすると店主がソーシャルディスタンスを暗示するために、わざと人を外したのかもしれません。深読みすぎ? ><

 







タグ:自粛 三冠馬
nice!(117)  コメント(12) 
共通テーマ:日記・雑感

事実は小説より平凡なり [日々の出来事]


先週の土曜日、ずいぶんと間が空いてしまったブログの更新でもしようと思い、ノートパソコンをバッグに押し込みいつもの喫茶店に入った。最近このお店で習慣になりつつある豆乳ラテを注文し、席に着く。
さてさて何から書こうかなとぼんやり考えながら豆乳ラテの泡に口づけをしようとしたところでスマホが鳴った。画面には見覚えのない03から始まる番号が表示されており、私は何ら躊躇することなく電話に出た。もしもし、コマツ様ですか?

この日、私は更新ネタを二つほど温めていたものの、この電話を受け取った瞬間、これこそまさに久しぶりの更新ネタに相応しいと気付き、その後の経過を見守るためにあえて時間をおくことにした。そして本日ようやくその結末を迎えることができたので、簡単にご披露しようと思います。もしお暇でしたら、しばしお付き合いください。

☆  ☆

その事件は突然の電話があった日の10日前に起きた。普段通り出勤している途中で、新しく設置された自販機が目に入り、その日の朝の寒さと『黒豆茶』という健康ワードに誘われ、暖かいお茶を飲むことにした。

歩きながら半分ほど飲み終えたところでマスクを口許に戻し、改札でタッチしようとしたとき、ピコン、ピコンという警告音とともに赤ランプが点灯し、同時に前を歩く人がつんのめってしまった。それにつられて私ものけぞるような体勢で立ち止まり、少し後ろに下がると前の人がタッチし直すことができたので、こともなく通り抜けることができた。

私は何度もこのシーンを経験していたので特に動揺することもなく、いつものホームで電車の到着を待ち、いつものようにバッグから文庫本を取り出そうとバッグに手を入れた。途端に、心が折れた。手許を覗くとキャップが外れたペットボトルが逆さまになり、図書館から借りていた文庫本は黒豆茶を吸い込み、膨れ上がっていた。私は急ぎ濡れた中身をベンチに並べ、それぞれをハンカチで丁寧に拭いた。

その後、つんのめってしまった改札からホームまでの自らの行動を思い起こそうと必死に記憶を辿っているうちに、いつの間にか会社に到着していた。席に着いた私はなるべく普段仕事をしているのと同じような体勢を意識しつつ、ぶよぶよになった文庫本のページが破れないように一枚ずつめくり、間にティッシュペーパーを挟み、その上に書類がびっしりつまった重い箱を置いた。

仕事を終え、そのオモシをはずしてみると文庫本は未だしっとり感を含んでいたが、幾分平らになっていた。しかし横から見ると波線は残ったまま。社員がいなくなった部屋でひとり溜息まじりに窓際に視線を移すと、外はすでに暗くなっていた。次の日も、次の日も、より重いオモシを載せてみたが、
文庫本の波線に変化はなかった。

図書館への返却期限が迫ってきている。正直に話をして弁償すべきだろうか、いや待て、もともとこの本の裏面には「シミあり」の表示があるくらいだから弁償するほどのことではないだろう。とかなんとか思案を巡らせたあと、おそらく私と同じような経験をした人がいるはずだとウェブで検索してみると、出るわ、出るわ、いろいろな意見で溢れていた。中でもそのときの自分の感性にぴったりはまったコメントを発見。


”弁償する必要はないと思いますよ。そもそも図書館には処分すべきレベルの本がたくさん置いてあります。ただし、図書館のカウンターで係員と面と向かって返却してしまうと、相手も責任上、本の変化について質問せざるを得なくなります。なので返却ボックスに返すのが良いでしょう。相手は公務員であり、決して金貸しではありません。職場に電話してきたり、自宅に押し掛けてくるようなことはまずありません。期日までにボックスに返すのが一番です。”

DSC_0133.jpg



私はとてもとても心の弱い人間です。まんまとこの出所不明の情報に乗っかかってしまい、ついには犯してはならない罪を犯してしまったのです。そして……

「もしもし、コマツ様でしょうか?」

(この時点では滑稽なほどノーテンキなコマツ)「はい、コマツですけど……」

「私は〇〇図書館の○○と申します。すこしお時間よろしいでしょうか?」

(え~、それかい!、ギクッとするコマツ)「ど、どうぞ……」

「本日、返却ポストにお返しいただいた本についてですが、この本は最初から全体的に波打ったような状態だったのでしょうか?」

(ここで簡単に降伏すべきかどうか迷うコマツ)「んん~、シミはありましたが……実は先日何気なくその本を眺めていたら、その本が飲み物をくれと訴えているように感じて、つい黒豆茶をあげてしまって、それからかな~、そんな状態になったのは……。でも本は嬉しそうでしたよ」

「え? え? なんですか? その、く・ろ・ま……」

(やはりここは正直に対応すべきと改心したコマツ)「すいません! しょうもない冗談でした。実はバッグの中でペットボトルが零れてしまって、そんな状態になってしまいました。次の土曜日には必ず弁償します」

(穏やかでやさしい口調にもどった係員)「わかりました。新しいものをお持ちいただく他にもいろいろな対応方法がございますので、次回お越しの際に詳しくご説明させていただきます。どうそ、よろしくお願いいたします」

電話を終えた私はすぐにアマゾンに同じ本を注文した。翌日それが届くと、カミさんから「久しぶりよね。アマゾンで本を買うの……」と言われたので、今回の顛末を一通り説明すると、カミさん曰く「自業自得。だいたい、せこいことしようとするから、罰(バチ)が当たったのよ!!」

なるほど、確かにそうかもしれないな!と清く反省したコマタツでした。チャン、チャン!

最後に、私の手許に戻ってきた黒豆茶染めの本をご紹介して終わります。

DSC_0138.jpg


どうか皆さまのところに平和な春が訪れますように!(^^)/~~~








タグ:豆乳ラテ
nice!(122)  コメント(12) 
共通テーマ:日記・雑感

ダボダボTシャツとたっぷり森林浴 [日々の出来事]

①DSC_0264.jpg


父の日の前夜、次男から「まだまだオーバーサイズが流行ってるから・・・これ!」という理由で肩の線が落ちてしまったTシャツをプレゼントされた。私は思わず帽子を深めに被り、指を突き出し、〇ー×△?っだぁ!っとリズムを取りながら、昨日は家をでた。そんな私を見送るカミさんは一つ溜息をつき、無言で首を左右に振っていた。


さて、最近のコマツさん自身の流行りは、前回ご紹介したように週末の森林浴です。明治神宮から始まり、新宿御苑、千鳥ヶ淵、北の丸公園、武蔵野陵(昭和天皇の墓地)を周り、父の日は都内最大級の森林を求めて、高尾山にいってきました。

息子たちが小さい頃はケーブルカーかリフトを使っていたが、昨日はすこぶる体調が良かったので、初めてそれらを使わずに自らの両脚で登ってみた。ケーブルカーの終点である中腹に差し掛かる頃には、汗が吹き出し、ふくらはぎが悲鳴を上げそうな状態だったので、木陰に立ち止まり、大きく深呼吸をしてから、ポカリスウェットを乾いた口に一気に流し込んだ。

― 話の途中ですが、今日の話にはオチはありません。オチたら洒落になりませんので……

それからしばらくの間ベンチに腰を下ろし、遠くの山々や小さくなった街並みを眺めているうちに足の様子も良くなり再び歩き始めることにした。


②DSC_0269.jpg




③DSC_0270.jpg


20分ほど進むと、目の前にニヤニヤしながら待ち受ける長い階段が立ちはだかる。私は負けるもんか!と太ももを力士さながらにパンパンと叩いてから、一段ずつ、一歩ずつゆっくり登った。登り終え、どんなもんだ!と勝ち誇ったように両手を上げ、振り返ると挑戦的な視線を階段に向けた。季節は違うが、それはまさに
ロッキーがフィラデルフィア美術館前の階段を駆け上るシーンと重なった。ただし、私のそんな勢いもここまでで、実はその後、これでもかというほど何度も急な階段に遭遇することとなり、適度な休憩を挟みつつゆっくりと上を目指した。そして遂に山頂に到着。

残念ながら、hanamuraさんが毎日仰ぎ見ているであろう富士山は見えませんでしたが、五輪マークが輝いておりました。

④DSC_0272.jpg


頂上のベンチで二本目のポカリスウェットを飲み干し、帰路は来た道とは別のコースを選んだ。おそらく山頂まで歩くことができたという自信と達成感がそうさせたのだと思う。しかし帰り道は下り坂といえどもまたまたいばらの道だった。

下の写真では伝わりませんが、実際の道は雨で濡れた土と落ち葉が混ざり合い、どこまでもぬかるんでおり、少しでも足を滑らせようものなら、急斜面に転げ落ちてしまう。そんな恐怖感と闘いながら、意識して歩幅を小さくして、一時間以上かけて下りてきました。

⑤DSC_0273.jpg



⑥無題.png


⑦DSC_0279.jpg


心地よい疲労と共に、自分へのご褒美としておだんご&冷酒をいただきました。

おわります。 (^^)/~~~


(追伸)登山中、たくさんの外人さん(中国人?)を見かけました。流行り病ってどうなってるの?!








nice!(113)  コメント(5) 
共通テーマ:日記・雑感

暴風雨が去った [日々の出来事]

昨夜の渋谷歩道橋から

会社からのDSC_0350.jpg



「……については、これまでも度々説明しているところであり、引き続き、適切に説明していくことが重要であると考えています」

私は昨日から黒縁の眼鏡をかけ始めた社員と肩を並べて、国会中継が流れるラジオに向き合っていた。

「相変わらず、野党さんはくだらない質問ばかりだな。ちょっと時間ある?」と私は会議室を指さしてその社員に言った。

「辞めて、どうするの?」

「実は主人にも未だ話していないんですけど、ネイルサロンをやろうと思っています」

「自分で開業するってこと?」

「はい」

「ようやく仕事にも慣れてきて、頼りになる人材になってきたと喜んでいただけに、残念だね」

「申し訳ありません。コマツさんにはいろんなことを教えて頂いたし、私のおっちょこちょいなところを何度も助けていただき、本当に感謝しています」

「そんなことはいいけど、旦那さんにはちゃんと話しておいた方がいいよ」

私の顔を見ながら、一文字に結んだ口元から彼女の意志の固さがわかったような気がした。

☆   ☆   ☆

私が60を手前にしてこの会社に入社してから、早や2年半が過ぎた。
人間生きていると思わぬ事態が待っているもので、入社以来マイペースで業務を続けていた私に突然、暴風雨が直撃した。いくら想像力過多とまでいわれている私でも、その原因たるやまさに想像を絶するものでした。

それはある部署で不正が発覚したのです。極めて悪質で、甚大な損害という点においても驚くべきものでしたが、それだけにとどまらず、なんと私がその後任の責任者になってしまったのです。

私が抜擢された経緯は省略しますが、その不正を働いていた前任の役員は退職後、自殺を図っていました。そして
6月に着任した私は、慣れない仕事と損害を受けた顧客との間で、悪戦苦闘の日々を送ってきました。

それでもようやく今月というようりも、今週から徐々に平穏な日々が戻ってきています。(損害を受けた顧客との交渉は未だ続いているので100%平穏というわけには参りませんが……)

この5ヶ月弱を振り返ってみると、暴風雨の中でもなんとか頑張ってこれたのは、いつでも前向きで、明るい性格の社員のお陰もあったのかなっ、としみじみそう思っています。

「ネイルサロン、頑張ってね!」 


暴風雨 去っても淋し 秋深む  (^^)/~~~







タグ:口元 旦那
nice!(98)  コメント(11) 
共通テーマ:日記・雑感

始まりと終わり [日々の出来事]

DSC_0936.jpg

(近所の公園より)



今朝起きて私がリグングに行くと、次男がいた。彼は白のワイシャツにブルーの生地に白とそれよりも細いブラウンのストライプが入ったネクタイを締めていた。

「今日意外と寒くない? お父さんの薄手のコート貸してくれない?」というカミさんに、次男は「いらないよ、いらない」と上手く結べないネクタイに少し苛立っているのか、素っ気なく答えていた。

そうかなぁと呟きながら玄関に向かったカミさんは、靴箱からピカピカに光った革靴を取り出した。

私はその光景から、二つの疑問を抱いた。

まず一つは、身長173センチである私のスプリングコートは、果たして180㎝近い彼に合うのかどうか?

と、30数年の夫婦生活において、一度でも私に対して靴の準備などしてくれたことがあっただろうか……

しかし、そんな疑問もすぐに消え去り、今日で父親としての大きな義務の一つを果たし終えたのだなぁ、と嬉しくも少しさみしい感慨を覚えずにいられなかったのでした。

本日、次男が6年前の長男に続き社会人になりました。

ご報告まで。(^^)/~~~









タグ:義務 父親
nice!(96)  コメント(12) 
共通テーマ:日記・雑感
- | 次の10件 日々の出来事 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。