SSブログ
自由詩 ブログトップ

まあるいね [自由詩]

まあるい まあるいたって お月さまじゃないんだよ

じゃ なんだよ それは

だから 俺やお前のことだよ

だから なんなんだよ 俺たちは

さっき食べれるものだって いっただろ
 

俺が上にいるのが そんなに迷惑なのか

そりゃ 出来るなら どいてほしいけど

じゃ どいてやろうか

そんな簡単には いかないんだよ

何いってんだ 俺の後ろのやつなんか すぐにいなくなったぜ

それはそうなんだけど 俺はお前に 少しでもながく 上にいてほしいんだ

だから どっちなんだよ 重くて迷惑なんだろ

ちがうんだよ ちがうんだよ ずうっと まあるいままで いてほしいんだよ

「はい、これですね! 480円になります」

これでお前もすこしは楽になっただろ じゃぁな


CDBEA0D6-4F3E-46B4-BDFB-69E4C9DE4CB9.jpeg


☆  ☆  ☆

先代のブログ読者のお一人から、「たまにはポエムを!」というリクエストをよく頂いていたことを思い出しました。今日もどこかで、ねむい目をこすりながら、頑張っていることでしょう!

では、また。(^^)/~~~




詩の在りか―口語自由詩をめぐる問い

詩の在りか―口語自由詩をめぐる問い

  • 作者: 佐藤 伸宏
  • 出版社/メーカー: 笠間書院
  • 発売日: 2011/03
  • メディア: 単行本







nice!(100)  コメント(6) 
共通テーマ:日記・雑感

夜の公園 [自由詩]

夜の公園 砂場に残されたサッカーボール こまつたつや

12CE5C1F-520B-4AA2-A76F-CAC4CAD96504.jpeg

 

僕は君に蹴られて 泥んこになった

僕は君に踏まれて 泥んこになった

夕方のチャイムがなった 君は僕を置き去りにした

明日は雨だろう
 
君がどんなに来たくてもお母さんは許してくれない

お母さんって そういうものだから


もしも明日晴れたら 君は来てくれる

友だちと一緒に 君は来てくれる

今日よりも
もっと強く高く 僕は空に向かって舞い上がるのだ

明日晴れてくれたら

チャイムがなって 君は僕を連れて帰ってくれる

ちゃんと 洗ってもくれるよね
 


0E66C0BE-63A8-4846-B31F-902D11BF63D0.jpeg

FD4173F5-1511-41C4-B12B-D583F2055ED6.jpeg

ブツブツいわないの 

そうそう ブツブツいわないの

明日は晴れるよ きっと君を連れて帰ってくれるさ

僕たちは ずうっとここいるけどね


明日の東京地方の天気予報は雨のち曇り。微妙です。 (^^;


公園へ行かないか? 火曜日に

公園へ行かないか? 火曜日に

  • 作者: 柴崎 友香
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2018/07/31
  • メディア: 単行本






タグ: 微妙 晴れ
nice!(101)  コメント(3) 
共通テーマ:日記・雑感

夜の公園 -その後- [自由詩]

(ご参考)2019/07/03 夜の公園

朝から間断なく降り続いていた雨は午後4時過ぎに止んでいた。

私は仕事を終え、用事があるので早めに失礼すると周りにいた社員に告げて帰宅を急いだ。

その理由は前日から気になっていた公園の様子を確かめるためだ。

速足で公園に向かう。

手前に差し掛かったところで、親子らしき声が聞こえてきた。期待が膨らむ。

と同時に前日私に投げかけた淋し気な彼の表情が蘇ってきた。

だが、
私は安心した。

8EA7D3FB-7E80-4A3D-93B6-FD02BDF7B2E6.jpeg


081E1D6D-272A-48CF-A551-ECD97F620158.jpeg

 
おそらく、子供たちは ―― パパと一緒ならいいでしょ! っと言って母親の了解を得たのだろう。

公園の仲間たちも喜んでくれた。見事なゴールおめでとう。

18F0C166-D94C-4B42-8914-3A08D8454BD2.jpeg


週末も降ったり止んだりの天候が続きそうです。お出かけの際は、くれぐれも足元にご注意ください。

アデュー! (^^)/~~~










タグ:帰宅 期待 親子
nice!(115)  コメント(2) 
共通テーマ:日記・雑感

孤独を楽しむ お盆前のひと時 [自由詩]

95E507A9-5C0A-4922-AD93-39BA1A01883C.jpeg

先日の散歩中、淀橋に差し掛かったところで、下を流れる神田川を覗き込んだ。すると50mほど先に白いものが浮かんでいる。私はすかさず胸ポケットからスマホを取り出し、カメラをズームアップしてその物体を捉えた。どうやらそれはサギのようである。近頃の異常気温に耐えかねて水浴びをしているのであろう。

私の生まれ故郷は白鷺(はくろ・しらさぎ)で有名な場所であるが、情けないことにサギという鳥についてはほとんど知識がない。というか、鳥全般についてはど素人と言っても過言ではない。それでもこの水浴びをしている鳥が、「ツル」や「コウノトリ」ではないことくらいは分かる。

D6E6DD3E-8AED-433D-BE5D-3435CCB5B5F5.jpeg


D61DEC97-3EF2-4B34-AE5C-2527600210CB.jpeg

何枚かの画像を撮っているうちに、サギは川の流れに逆らって私の視線から遠ざかっていく。このサギはどうして独りぼっちなのだろう。群れを成す習性はないのだろうか。いや、もしかすると本当はちゃんと帰れる巣があり、そのご近所にはそれなりのコミュニティーが形成され、毎年恒例のお盆行事も迫ってきている。孤独を好む彼の性格から、敢えて暇なひと時を見つけて孤独を楽しんでいたに違いない。

おお、君はなんて私と似ているんだ

だって、そうだろう

たちはいつの間にか世間の一部に組み込まれ

好むと好まざるとにかかわらず、衆人環視の中で生きている

たまには独りになろうぜ

そして
独りで水浴びをしよう、独りで口笛を吹こう

気が付くと
、サギは空高く飛び立っていった。自分もそろそろお家に帰ろう。おわり

お盆休みまで、あと三日だ!(^^)/~~~








タグ:群れ 淀橋 白鷺
nice!(104)  コメント(3) 
共通テーマ:日記・雑感

靴ひも [自由詩]


0D1933FB-0BA1-4147-83F9-276F0372015F.jpeg


高層ビルの谷間に、わずかに揺れる月が浮かんでいた。

達也が人通りの少ない十二社通りでほどけた靴ひもを結ぼうとしてかがんでいると、彼の髪に触れんばかりに一台の自転車が通り過ぎた。途端に尻もちをついた。

達也はアスファルトの冷たさをお尻で感じながら、首を二、三度小さく横に振り、靴ひもを結ぼうと前かがみになった。コツ、コツ、コツ……、次第に靴音が大きくなる。目の前に小さな赤い靴と黒色のハイヒールが見えた。彼が見上げると、買い物袋をぶら下げた親娘が驚いた様子で速足で駆け抜けていった。

蝶々結びを作ろうとするが、思うようにいかない。

いつからだろうか、こんなにもひもを結ぶのが下手になったのは。中学の野球部では試合前にスパイクのひもをしっかり過ぎるほど結べたはずなのに。それから、何百回、何千回と苦も無く結んできた。彼の頭の中で蝶が舞い、また消える。夕方のアスファルトは達也の心まで冷たくしていた。

「きっと、靴ひもは生き物なのだ。心が通じ合う瞬間は、時に気まぐれなのだろう」
 

先日の飲み会後、新宿から歩いて帰った時のお話でした。おしまい (^^)/~~~

 






nice!(90)  コメント(3) 
共通テーマ:日記・雑感

扉閉じれば 鼻がかゆくなる~なら~ [自由詩]



(準備完了)

yjizzzmage.jpg



帰宅して、手を洗う

その前に、靴の裏を玄関マットでぎゅっ、ぎゅっ、ぎゅっ

鼻がかゆい、思わず

マスクを外して、指先で鼻にふれようとしたが、躊躇した

唇を思いっきりとんがらして、ぐる、ぐる、ぐるっと3回まわすと、少し和らぐ


洗面所で、蛇口をさわろうとした

ちょっと待て、手を洗ってから蛇口を回したい

今更ながら、フットべダル式にしておけば良かったのに

仕方がないので、右ひじを使って回した

水が出た

軽く手を流す

漸くそこで、ハンドソープをプシュ、プシュ、プシュ


白い泡を見つめ、
唐沢君のオペシーンをイメージし、丹念に洗うこと約30

その間、覚えたての『うちで踊ろう』を口ずさむ

振り向くとカミさんいた

彼女は口を真一文字にむすび、そして深くうなずいた

それは、『
入ってよろしい』の合図だった


☆  ☆

果たして、ここまで用心する必要があるのでしょうか? 昨日現在の武漢ウイルスによる都内の死亡者数は141人。聞くところによるとその内92%が60歳以上ということだ。ということは、50代の私は残りの8%に該当し、今回11人の方がお亡くなりになっている。東京都の50歳以下の人口はざっと700万人であることから、私の死亡確立は今のところ、0.000157%ある。因みに、この確率は交通事故に合う確率よりも断然低いことは言うまでもない。

この数字からすると、油断しなければ、というレベルのはずです。マスコミ報道や国家政策に矛盾を感じざるを得ません。と、そんなことを考えていたら、またまた鼻がムジュン、ムジュン……

こういう時は、思いっきり唇をとんがらそう!


 






タグ:矛盾 唐沢
nice!(109)  コメント(10) 
共通テーマ:日記・雑感

ふたたびマリリンとムンク [自由詩]

今日も雨が続いている

昨日はセルリアンタワーの前で、私がさしていた傘が強風でマリリン・モンローのスカートのようにめくれあがってしまった

すぐさま
私は風に逆らうように反転し、強風に傘をかざすと、ガシャンと関節が戻った

そして、私はふたたび風を背に歩き始める


キャー!

ymajimage.jpg


 

 

またもやマリリンのスカートが舞い上がり

同時に私の手から傘が離れ、セルリアンタワーの駐車場入り口まで飛んで行ったのだった

その時、雨のしぶきに濡れた私の顔はエドヴァルド・ムンクの絵になっていた )O(



☆ ☆ ☆

 

IMG9999_9918.jpg



昨夜の夕食は私の好物、冷麺

ガラスの器を手にすると、日中の天気でどしゃ降りになっていた私のこころは一気に晴れ渡り

冷たいキムチを口に含んだ私の顔は

ふたたびムンクの絵になっていた 酸っぱい~ (^^)/~~~

 







nice!(110)  コメント(6) 
共通テーマ:日記・雑感

知らず知らずのうちに [自由詩]

知らず知らずのうちに ブログ好きになって


知らず知らずのうちに 指を動かしていた


知らず知らずのうちに 君の名前おぼえて


知らず知らずのうちに コメント、送っていた


知らず知らずのうちに 君のサイト見つけて


知らず知らずのうちに パソコンひらいた


知らず知らずのうちに 途切れ 途切れはじめて


知らず知らずのうちに 時もながれた


知らず知らずのうちに タイトル変っていた



(サクラ~ハ、マダカイナ!)

DSC_1143 (002)2.jpg


皆様、お元気ですか! (^^)/~~~








nice!(81)  コメント(7) 
共通テーマ:日記・雑感
自由詩 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。