五月吉日の渋谷便り [小さな情報]
渋谷行きの各駅停車が止まった。ほぼ2メートルおきにマスク姿で並んでいた人々が乗車する。私は出来るだけ乗客の少なそうな車両を選んで乗り込んだ。
と、発車と同時に車両が躓いたように揺れたが、私は武漢ウイルス感染の警戒心から両足をガニ股気味に踏ん張り、咄嗟に手すりを掴もうとしてあげた右手で、髪の毛を撫であげたのである。午前9時半過ぎの電車内は空いていた。
私がこの3月に再就職したばかりの会社は渋谷にある。後々このタイミングを思い起こすには余りあるほどの歴史的事件と重なった再出発であった。
☆ ☆
ところで、この新しい職場である渋谷の街々には驚くことが多い。
便利な面から言うと、区役所、税務署、年金事務所、ハローワーク、金融公庫が一定の地域に集まっており、そして何よりも銀行がたくさんある。詳しく調べたわけではないが、これらの便利さについては都内随一と言ってよいのではないだろうか。今のところ、私にはこれといった不満はない。
通勤時間も格段に短くなった。ただ、今の渋谷は通常の渋谷ではないので、不便な面が見えにくくなっているのかもしれない。それは、一にも二にも人の数が極端に少ないのである。おそらく非常事態宣言が終了する頃には、街中ごった返す人並みに辟易することになるのだろうが……。
以前の会社は大門浜松町にあり、主な行動エリアは、六本木、虎ノ門、新橋、銀座、有楽町、丸の内、大手町といったところだった。いわゆる首都圏ビジネスの中心地である。片や渋谷、新宿、池袋あたりはそれらと比べると『やたらと人の多い繁華街』って感じの雑多な雰囲気がある。そこがまた魅力的な面でもあるのだが……
で、この1か月あまりこんな渋谷に通っている。最後に、最も印象的な部分について触れておこう。
それは女性の肌の露出度が他の地域よりも断然高いこと。スカートの丈が短い!
階段、エスカレーターには特に注意が必要である。><
―― 刺激的な街に通うことになったこまたつからのお便りでした。おわり
どうして、夏はあついのですか? [小さな情報]
私がこの春転職した新しい職場には、これまで社会人生活では経験したことのない、ある環境がある。
例えばそれは今まさに私の耳に届いている武内陶子さんの声である。
午前中には昆虫や動物、或いは電車、宇宙など様々なジャンルの先生たちと幼い子供たちとの電話による会話が聞こえてきた。
「朝顔は朝、青色なのに、どうして夕方になるとピンク色になるのですか?」
「なんで、お母さんはそんなに太っていないのに、太った、太ったと言うのですか?」
こんな子供たちの質問に自然と心が和みます。
はたまた先週までは、「はっけよい、のこった。のこった……」
白鵬くらいしか知らない私がいつのまにか千秋楽の行方が気になってしまった。
さて、ここまで来るとお分かりいただけたと思いますが、実は私の職場ではNHKラジオが一日中流れているのです。
因みに最初にあげた武内陶子さんはNHKのアナウンサーで、毎週月曜日から金曜日まで午後0時半から始まる「ごごカフェ」という番組のパーソナリティです。
https://www4.nhk.or.jp/gogocafe/
そんな武内さんの声を聞いているだけで、なんとなく脳がリラックスして、事務作業がはかどっているような気がしています。
そして、名前さえ聞いたことがなかった照ノ富士の復活劇にも感動することができました。
とかなんとか、今更ながらですが、ラジオの効用についてでした。ラジオが見直される時期が来るかも?
どうして、ゼロカロリーなのに、コーラは美味しいのですか?
それは夏があついからです。 おわり (^^)/~~~
中野新橋からの夜景 [小さな情報]
11月中旬ともなると午後5時前には外は暗くなり、家路を急ぐ人の波になぜか物悲しい気分になってきます。私の子供の頃はほとんどの家にまだ煙突がついていて、友達と遊んだ帰り道、家々から立ちのぼる白い煙に同じような哀愁を感じていたように思います。不思議と季節が秋の場合、それが尚更だったようにも記憶しています。念のため申し上げておきますが、その煙突はサンタクロースが入れるようなレンガ造りのものではなく、瓦屋根から1メートルほど飛び出た丸い筒の煙突です。
◇ ◇
いつもの地下鉄の階段を登って通りに出た私は、今朝家を出るときカミさんから頼まれた用事を思い出し、近くのドラッグストアでマスクを調達した。ついでに隣のファミマで缶ビールを買った後、中野新橋に向かった。
私は特にこの季節の中野新橋から眺める新宿の夜景が好きだ。
今住んでるマンションに引っ越す前の我が家はこの橋から5分ほどの距離にあった。ちょうど長男が幼稚園に入った頃。その頃は大型台風が来るたびに下を流れる神田川が氾濫し、浸水被害が頻発していたが、その後数年かけて護岸工事が実施され、今ではその心配はなくなっている。(ただ、近年の超大型に耐えれるかどうかはわかりません)余談ですが、当時この橋の近くには若貴全盛時代の二子山部屋がありました。
もしお近くにお寄りの際は、ぜひ中野新橋からの新宿の夜景をお楽しみください。お勧めは「秋」ですよ!
時代はリモート参拝? [小さな情報]
一日中雨が降り続いていた昨日とは打って変わって、今日の天気は快晴そのもの。併せて私の足取りも昨夜の熟睡のお陰でとても軽やかでした。
この2か月程、身も心も忙しい日々を過ごしていたせいか、あれはこうしたらどうか、いや待て、そうするとこれがこうなってしまうぞ、でもいいや、どうせあれもこれもあーなんだし、そもそもあれがこうなった理由は……、みたいな思考に頭の中の大部分が占領されていました。しかし、それも漸く今日の午前中の会議で結論を迎え、まさに今ほっとしているところでございます。
そして、明日は先週に引き続き『森林浴』に行ってこようと思っております。場所は明治神宮。最近通勤電車の中で読んでいる天皇関連本に影響され、先週急遽、散歩コースを原宿に変更しました。超久しぶりに訪れた同神宮は、日曜日で晴天だったにも拘らず、2,3分も待てばお賽銭が投げられるほど空いていました。空いていたのが良かったのかどうか、流行り病のことを考えると複雑な気持ちになります。流行り病と言えば、昨日のウェブニュースに出ていたサラリーマン川柳が秀逸でしたね。
「会社へは 来るなと上司 行けと妻」
女性蔑視とされる発言で瞬殺されてしまった前東京五輪某会長からすれば、「男」の方がよっぽど可哀そうな世の中ですよ!って皮肉のひとつでも言いたくなるような見事な川柳でした。
明日、行ってきまーす! 皆さま、森林浴はいいですよ~ (^^)/~~~
2022年6月の井の頭公園にて [小さな情報]
またたく間に2月を迎え、あと11カ月もすれば色々なことがあった今年も終わってしまうのか、なんて過ぎ去った日々をしみじみと振り返りながら、皆さまに再会できたことを嬉しく思います。
3か月半ぶりの本日は、アップされずに残されていた下書き記事を編集してみました。ことわっておきますが、それがしの無事を知らせることが目的だけの、取るに足らないつぶやきです。
☆ ☆ ☆
あれは昨年の6月の下旬、その日は参議院選の真っ最中だった。知り合いの奥さんがある新しい政党の応援演説に登場するとのことで、私は吉祥寺駅前にいた。その帰りに寄った井の頭公園で、思わず小川の手前で足を止め、スマホを取り出し連写した。
こうも暑いと、マスクはもちろんのこと、シャツから下着まで全部脱ぎ捨て、水浴びがしたい。とはいえ、こタイシードを脱ぎ捨てるなんて出来やしない。すでにエメラルドグリーンのタキシードは首筋から流れ出る汗で濃いブルーに変わりつつある。
「素敵なタキシードですね」
「いえいえ、たいしたことありませんよ」
「とってもお似合いですよ」
重ね着なんてするんじゃなかった……
もうろうとした自分と川面の境界線が曖昧になり、もはや限界に達した。
うぉぉ~、気持っち、いいぃーーーー
(この画像だけはウェブからの拝借です)
(あとがき)
厳しい寒さが続いている最中に、こんなナンセンスな夏のお話でお許しください。ただ、この時はまさか井の頭公園でこんな光景に出くわすとは思いもよらず、息をひそめてシャッターを切りまくっていたことを思い出します。また、応援に行った新しい党はまだまだひよっこながらも、期待は大です。かくいう私は年齢基準で出馬できませんが、これからも応援していくつもりです。そして最後に、前回の記事で取り上げた危機的状況は完全に終息し、こころ穏やかな毎日を過ごしておりますことをご報告し、終わります。皆さま、超遅ればせながら、本年もよろしくお願い申し上げます。(^^)/~~~