昨夜午後10時過ぎ、帰宅中に次男からLINEが入った。
そこには、「本日午前中に、お父さんとお母さんの間で、信頼関係が著しく損なわれたと言わざるを得ない事案が発生した」と書かれていた。
すぐさま、自らの直近の行動を胸に手をあてて考えてみたが思い当たる節はない。仕方なく、その状況について詳細な情報を求めたが、彼は「守秘義務がある」として具体的な中身については明らかにしない。
予期せぬ事態に少々焦った私は、今週末に迎える彼の誕生日に、彼が以前から欲しがっていたゲームマシン用のヘッドホンを与えるという条件と引き換えに、父親の威厳をもって情報開示を迫った。その結果、私が家にいない間に、次のような事実が存在していたことが判明したのだった。
1)本日午前10時、夏休みに入ったばかりの次男がシャワー中に、浴室のいたるところに複数点在する黒いシミを発見
2)事の重大さに全く気付いていない彼は、軽い口調で「お母さん、お風呂がメチャ汚れているよww」と母に報告
3)「えぇーーー、何これー、お父さんの仕業だなっ!」
4)それまで、私がファンである山崎アナが出演しているワイドショー番組を見ていたカミさんは、緩んでいた表情を一気に険しくし、バスマジックリン・カビハイター等の洗剤とスポンジ・たわし・耐水性サンドペーパーを抱えてバスルームに突入した
5)彼女は、半日かけて黒いシミを全て除去した
なかなか気の利いた報告である、と感心していると、徐々に私の頭の中は冷静さを取り戻し、「ただいま~」に続く台詞が浮かんできた。
『この度、ホワイトだった私の頭髪をブラックにする際、うっかり周りの状況を確認せずにバスルームを出てしまったことは、ひとえに私の不徳の致すところでございます。今後につきましては、二人で力を合わせ、昨夜の不幸な歴史を乗り越えるとともに、なお一層の未来志向的発展に努力していこうではありませんか!』
☆ ☆ ☆
ガチャ、「ただいま~」
「お父さん!・・・・(怒)」
金融制裁がないことを祈ります。おしまい (^^)/~~~
「お父さん!・・・・(怒)」
金融制裁がないことを祈ります。おしまい (^^)/~~~