夏休みの最終日、長男に誘われて沖縄料理で一杯飲んだ。社会人3年目の彼とは、家ではほとんど会話が弾むことはないが、外で飲むと何故かしら私も彼も饒舌になる。

「出たよ、出たよ。親父の口癖が!」

はっ?
そう言われてみればこの間次男と二人で外食した時もそんなことを言っていたような気がする。

「お母さんを大切に!」

これは、遠回しに私(父親)も大切にしてくれ!と言っているわけではない。正直なところ、私は自分の身体と頭が普通に動いてさえいれば楽しく生きていく自信がある。どちらかが動かなくなった時は、さっさと死ぬつもりだ。バカバカしくて誰も信じてくれないと思うが、正真正銘の本心である。

一方、カミさんの場合は私がいなくなると心配になる。というのも、結婚する時の約束だったのだが、彼女には人生の半分以上を専業主婦で通してもらった。子供たちが小さい頃は学校の行事やら、近所との付き合いやらで、彼女なりのコミュニティーが形成され、外の社会と日々接触があった。しかし今ではそれらの付き合いも激減し、たまに彼女の妹や母親と出かける程度で、それは社会から刺激を受けるというものではない。

彼女は結婚してすぐに5年間勤務した仕事を辞めている。もしかすると、もっとキャリアアップすることができたはずの時間を私が削いでしまった。さらに言えば、私の人生設計の犠牲者になってしまったのではないかと・・・。普段の雰囲気からすると、そんな考えはこれぽっちもないように見えるが、私は本気ですまないと思っている。だからこそ、「お母さんを大切に!」 おわり

 
その日のお料理から「島らっきょう」と「スクカラス」









ご馳走さまでした? では、また! (^^)/~~~



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