私は自分が専門とする分野のことについては大抵のことは知っていると思っている。専門外の事柄についても、既に半世紀以上生きてきて、これまで多くのことを見聞きし、実際に経験したりすることで、深くはないにしてもそれなりに知識があると思う。特に社会生活における常識的なことについては知らないことは少ないと思ってきた。しかし、意外と知らないことがたくさんあることに気付いた。実は薄々感じていたことだが、私は知識があると勘違いしている典型的なバカだったのだ。

10連休前のある朝、洗面台の鏡に映った私の顔の一部分に吹き出物を見つけた。鼻の下にポツンと5ミリ程、赤く僅かに盛り上がっている。また、それは思春期に経験したニキビのような丸型ではなく、平行四辺形の四辺の角を丸くしているような形だった。

歯磨きをしながら、何故この場所に吹き出物が出来てしまったのかをひとしきり考えた。その結果、前日に珍しくチョコレートを食べたことを思い出した。そのチョコレートはポリフェノールカカオ〇〇%で健康に良いと評判の商品らしく、カミさんが買っていたものだった。

歯磨きを終え、私はカミさんに言った。

「昨日、そこに置いてあった苦いチョコレート一個食べたよ」

続けて「チョコレート食べたら、こんなところに吹き出物が出来ちゃった」と言うと、カミさんは「どれ?」と言いながら、私の顔に近づいてくる。予想外の展開だったので上半身を少しのけぞりながら、私は鼻の下を伸ばして、その吹き出物に人差し指をあてた。

「最近、ずぅーと、カミソリ使ってるでしょ。それ、カミソリ負けよ。オロナインでも塗っとけば~」

「オロナイン・・・」


☆  ☆  ☆



(フリー画像から拝借)


以前のブログで記事にしたことがありますが、私は今年に入り、ヒゲ剃りにジレット製の使い捨てカミソリを使用していました。使ってみると剃った後の爽快感が気に入り、念入りに顔じゅうをまんべんなく剃るようにしていました。しかし、そこに落とし穴があったのです。その落とし穴についてウェブで調べてみると、正しいカミソリの使用方法が書かれていました。

・ヒゲ剃り前に顔の汚れを落とす。

→ これは普通にやっていた。(OK!)

・顔を洗った後、すぐに剃るのは良くない。蒸しタオルを顔にあて、ヒゲを柔らかくし、毛穴を広げる。

→ 洗顔クリームで顔を洗った後、再び洗顔クリームを塗って、ヒゲ剃りに突入。(明らかに失敗)

・ヒゲ剃りには、必ずシェービングジェルか、フォームを使用する。

→ 洗顔クリームはダメだったのか!(失敗)

 ・
「順剃り」「逆剃り」「張り手」のテクニックを知る。

→ 全く知らない。(大失敗)

・ヒゲ剃り後は冷水で洗い流し、最後にアフターシェービングローションを塗る。

→ 熱めのお湯で思いっきりシャワーを顔に浴びせていた。終わった後はニベアクリーム(超大失敗)

以上のように、ことごとく正しい方法に逆らっていたのです。特に「逆剃り」は剃り残しの部分だけをピンポイントで剃るのが正しく、私の場合は顔全体に渡って「順剃り」「逆剃り」を繰り返していました。また、今回のヒゲ剃り負けの部分にいたっては、最初から「逆剃り」するという暴挙に出ていたことが判明しました。

世の社会人なら当然のことのように知っているはずの常識を全く知らなかったという今回の事実は、ヒゲ剃り負け痕よりも恥ずかしい思いをバカな私に与えてくれたというお話でした。

「失敗は成功のお母さん!」鼻の下の赤みが完全に消えるまで、電気シェーバーを使用しています。完

※とある事情と他愛もない目的から意識的に今日まで軽快なペースで飛ばしてきましたが、明日から少しお休みをいただきます。皆さま、お元気で!(^^)/~~~


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