令和元年10月28日(月)
今日は久しぶりに爽やかな青空でした。ただ明日はまた雨だそうです。このところの台風、大雨にはただただ驚くばかりで、人間の無力さを感じずにいられません。それでも知恵を絞って大事に至らないよう上手に付き合っていくしか方法はなさそうですね。

さて、今日はこの間図書館の芥川賞フェア棚で見つけた二冊の本をご紹介します。いずれも有名な作品なので既にご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、私は初めて読みました。村田紗耶香さんの『コンビニ人間』(第155回芥川賞)、青山七恵さんの『ひとり日和』(第136回芥川賞)、読んだ順。





コンビニ人間 (文春文庫)



  • 作者: 村田 沙耶香

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋

  • 発売日: 2018/09/04

  • メディア: 文庫









ひとり日和 (河出文庫)



  • 作者: 青山 七恵

  • 出版社/メーカー: 河出書房新社

  • 発売日: 2010/03/05

  • メディア: 文庫







この二作に共通する点は、ともに若い女性の目線で捉えた日常が描かれているというところです。まず『コンビニ人間』は中盤から声を出して笑ってしまいました。芥川賞というのは純文学の新人に贈られる賞なので、複雑で小難しいものと思いきや、全く逆でメチャ笑えます。まじで……

一方、『ひとり日和』は淡々とした日常の中にすぅーと溶け込んでしまいそうな錯覚を覚えました。とても繊細でしんみり、いつの間にか主人公を応援している自分に気付きました。こちらもまったく小難しくはありません。因みに私はこの二冊を通勤電車の中だけで完読しました。なのにストーリーも人物も情景も一度も途切れることなく、読み始めの二、三行で元の世界に頭が戻っていました。優れた作品というのは、そういうものなんでしょう。

お手に取る機会がございましたら、ぜひご一読ください。まだまだ秋ですよ! (^^)/~~~



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