わたしのおすすめ in オータム [本]
令和元年10月28日(月)
今日は久しぶりに爽やかな青空でした。ただ明日はまた雨だそうです。このところの台風、大雨にはただただ驚くばかりで、人間の無力さを感じずにいられません。それでも知恵を絞って大事に至らないよう上手に付き合っていくしか方法はなさそうですね。
さて、今日はこの間図書館の芥川賞フェア棚で見つけた二冊の本をご紹介します。いずれも有名な作品なので既にご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、私は初めて読みました。村田紗耶香さんの『コンビニ人間』(第155回芥川賞)、青山七恵さんの『ひとり日和』(第136回芥川賞)、読んだ順。
この二作に共通する点は、ともに若い女性の目線で捉えた日常が描かれているというところです。まず『コンビニ人間』は中盤から声を出して笑ってしまいました。芥川賞というのは純文学の新人に贈られる賞なので、複雑で小難しいものと思いきや、全く逆でメチャ笑えます。まじで……
一方、『ひとり日和』は淡々とした日常の中にすぅーと溶け込んでしまいそうな錯覚を覚えました。とても繊細でしんみり、いつの間にか主人公を応援している自分に気付きました。こちらもまったく小難しくはありません。因みに私はこの二冊を通勤電車の中だけで完読しました。なのにストーリーも人物も情景も一度も途切れることなく、読み始めの二、三行で元の世界に頭が戻っていました。優れた作品というのは、そういうものなんでしょう。
お手に取る機会がございましたら、ぜひご一読ください。まだまだ秋ですよ! (^^)/~~~
へぇ、「コンビニ人間」は笑える芥川賞なんですねぇ(°_°)
私も芥川賞は眉間にしわを寄せながら読む作品だと思ってました(⌒-⌒; )
チャンスがあれば是非とも読んでみたいです=(^.^)=
by ニッキー (2019-10-28 20:16)
河出文庫って、いい仕事してるんですね。(1冊しか持っていないんですけど。なんとなく・・・)(^^)
by koo1kooboo2018 (2019-10-29 19:51)
コンビニ人間は図書館に予約入れたら60人待ちでしたwww
ラグビー終わっちゃいますねぇ;;
by ちぃ (2019-10-30 17:49)
『コンビニ人間』の村田さんはコンビニでバイトしていたので話題でしたよね。
近頃の芥川賞は結構読み易い!
小松達也さんの本のチョイスが面白いです。
by kiki (2019-11-01 08:52)
(ニッキーさんへ)
芥川賞というのも時代と共に変わってきているようです。どんどん読書離れが進み、なんとか話題を集めようと必死なんでしょう。
チャンスがあれば? (^^;
是非読んでみてください。めちゃ、面白いっすよ!
(koo1さんへ)
こんにちは!
河出さんは、なんといっても文藝賞でしょうか。
渋い出版社です!^^
コメント、ありがとうございます。
(ちぃさんへ)
60人待ちとは、それはびっくりですね!
何度も申し上げますが、ラグビーについては、注目が集まっただけで感謝、感謝です。^^
(kikiさんへ)
わざわざ来ていただいて、恐縮です。^^
そうなんです。最近の受賞作は読みやすいものばかりです。「純文学」って何?って感じがしますがね。
ありがとうございました。
by 小松達也 (2019-11-01 16:30)