今朝、衝撃のニュースを目にした。



私がこよなく愛する雑多な街、その街の象徴である「新宿の目」が破損した。

私はこのニュースを見るまで、この「新宿の目」は農道のポルシェで有名なスバル(富士重工)の所有であると思ってきたが、それは私の勘違いで、真の所有者は小田急電鉄だった。その小田急電鉄から昨日被害届が提出され、現在、警視庁新宿署によって器物損壊容疑で捜査が行われている。

これも、このニュースで知ったことだが、この目は彫刻家の宮下芳子さんという方の作品で、1969年に設置されている。1969年と言えば、ベトナム戦争に反対した若者が暴動化し、機動隊と激突した事件があった年である。まさにその反戦フォークゲリラと称された象徴的な事件が起こった場所が、この新宿西口地下であった。もちろん私が小学校に入る前の話ではあるが、東京への憧れを強くした要因の一つであることには間違いない。その頃、目の前で起きていた若者たちの叫びを「新宿の目」はどのように見ていたのだろうか。

そして、時代は移り変わり、1か月前に平成が終わった。

「おっそいなぁ~、何やってんだよ」

「お昼に部屋の掃除してたら、この前タツヤが録画してくれてた『高校教師』の最終回が出てきたの。覚えてるでしょ? それを見てたら、遅くなっちゃって・・・。ごめん!」

「早く行かないと、『ジュラシックパーク』が始まっちゃうよ!」

こんなシーンも「新宿の目」に見られていたわけだ。

これからの新しい時代、そして様々な人間ドラマを見続けるためにも、一日も早いご回復をお祈りします。

自分で書きながら、自分でもよく分からない記事を終わります。(^^;





海の向こうで戦争が始まる



  • 作者: 村上 龍

  • 出版社/メーカー: 講談社

  • 発売日: 1980/11/12

  • メディア: 文庫







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